珈琲党必見!旧軽井沢にあるクラシックなカフェ/珈琲歌劇

珈琲党必見!旧軽井沢にあるクラシックなカフェ/珈琲歌劇
■珈琲党をも唸らせる究極の一杯を堪能できるカフェ。
■西洋風なレトロな雰囲気で穏やかなひと時を過ごせる。
■場所は旧軽井沢商店街。軽井沢駅から徒歩20分。

旧軽井沢で見つけた隠れ家的カフェ

秋の軽井沢。暑くもなく、寒くもないこの時期は、まさに観光のベストシーズン。
アウトレットで買い物をするにも、旧軽井沢の商店街で食べ歩きをするにも、サイクリングをするにもちょうどいい気候ですよね。

…だけどそう思っているのはみんな同じ。
4連休の真ん中に軽井沢のアウトレットへ向かった僕たちは、まんまと渋滞に巻き込まれました。

出発時には助手席で意気揚々と歌っていた妻も、臼井軽井沢インターを降りて、延々と連なる車の行列を目にした途端だんまり。だんだんと雲行きが怪しくなってきました…。

これはまずい。ここで機嫌を損ねられたら面倒だ。
とはいえ、この渋滞を抜けるのはかなり時間がかかるだろう。

何とかアウトレットの目の前まで辿り着いたが、案の定駐車場は満車。これは少し離れた駐車場まで行かないとな…。アウトレットは車を降りればすぐなのに、もどかしい。

そんな時、妙案を思いつきました。僕は恨めしそうに車の行列を見つめる妻にある提案をします。

「ここで降りてもいいよ。駐車場見つけたらすぐに向かうから」

ここにきて別行動を提案。
言い方によっては喧嘩にも発展しかねないが、あくまでそうした方が合理的というニュアンスで伝えます。

初めは「それじゃあ悪いし…」となかなか降りようとしない妻だったが、その方が効率的だということを熱弁して何とか合意。「また後でね~」と手を振りながら妻をリリース。
ホッと一息つきながら、駐車場探しを再開しました。

ようやく見つけた駐車場はアウトレットから遥か離れた旧軽井沢。アウトレットまで片道1.5キロです。
まあ、散策にはちょうどいい気候なのでゆっくり向かいましょう。

正直、アウトレットの中をグルグル連れまわされるよりは、街をぶらぶら歩いていたほうが気が楽だったりします。

アウトレットに向けて歩き始めしばらくした頃、三笠通りから旧中山道にぶつかった通りで、ふわっと珈琲の香りが漂ってきました。
香りの先を辿っていくと、趣のある珈琲屋が。

お店の名前は『珈琲歌劇』。怪しいフォントで描かれています。
何故に歌劇?と疑問に思った時、お店の前に解説が書いてありました。

どうやらこのカフェはシェイクスピアの生家をイメージしているとか。
シェイクスピア=オペラ=歌劇、ということか。理解しました。

木造のレトロかつメルヘンな建物は、どことなく白雪姫の小人の家を思い起こさせるような雰囲気。
ちょうど小腹も空いてきたことだし、ここで一休みしていきましょう。

日々の喧騒を忘れる、ゆったりとした時間

Openというワードに誘われて店内に入ると、中も外に負けないくらいレトロ。窓際ではステンドグラスから優しい光が差し込んでいます。

時間は12時過ぎでしたが、店内のお客さんはそこまで多くなく、各々ゆったりとした時間を過ごしています。
こういう隠れ家的なカフェ、結構好きだな~。

席に案内されてから、早速メニューを拝見。

〈ドリンク〉
・紅茶 (ホット) 880円
・珈琲 クラシカル オペラ ブレンドコーヒー 880円
・珈琲 本日のプレミアム スペシャリティ コーヒー 880円
・抹茶カプチーノ 800円
・アイリッシュコーヒー 800円
・ホットチョコレート 800円
・ウインナーコーヒー 800円
・カフェ・オ・レ 800円 他〈ホームメイドケーキ〉
・モンブラン 640円
・ガトーショコラ 580円
・ベイクドチーズケーキ 580円
・ティラミス 580円 他

食べ物のメニューはケーキのみ。パスタやサンドイッチを期待していましたが、残念ながらありませんでした。ないものは仕方ないので、ここは珈琲とケーキを堪能しましょう。

珈琲党をも唸らせる究極の1杯

注文から10分ほどでやってきました。

ロイヤルコペンハーゲンのティーセットに注がれた珈琲。高級感が滲み出ています。

珈琲は口にする前から、奥行きのある上品な香りを感じます。
多分、これは美味しい珈琲だ。1日1杯は必ず珈琲を飲む、珈琲党の勘が働きます。

では、冷めないうちにいただきましょう。

口に含んだ瞬間、ふわっと芳醇な珈琲の香りが鼻を抜けていきます。
そして喉の奥に、すっと染み渡っていく。

市販の缶コーヒーではベタっとした後味が残りますが、これは水のようにすっと身体に馴染んでいきます。
全体的に薄めではあるけど、無駄なものは一切ない、純粋な珈琲の味。
これならあと100杯は飲める気がします。

散策した先でこんなに美味しい珈琲に出会えるとは…。思わぬ収穫でした。

まさに栗そのもの!シンプルだけど美味しいモンブラン

お次はモンブラン。長方形にカットされた小ぶりなモンブランです。こちらもいただきましょう。

一口食べた瞬間、まろやかな栗の風味が一気に広がっていきました。
ペースト状のクリームは、まさに栗そのもの。シンプルな味ですが、なかなか美味しい。

渋滞で疲弊して糖分を欲していた身体に、一気にエネルギーが投入されました。

珈琲とモンブラン、最高に幸せな瞬間

モンブランをいただきながら、珈琲は2杯目に突入。ポットには大体2杯分の珈琲が注がれていました。

珈琲とモンブラン。
モンブランの甘さを、珈琲の苦味でゆっくり流していきます。
とてつもなく幸せな時間…!この瞬間が味わえただけでも、軽井沢に来た甲斐がありました。

珈琲を飲み終えて、ホッと一息ついたところで、時計を見る。
そろそろアウトレットに妻を迎えに行かないとな。後ろ髪をひかれながら、僕はお店を後にしました。

軽井沢には素敵なカフェが沢山ありますが、その中でも珈琲歌劇は珈琲党をも唸らせる一杯があります。
ゆったりとしたレトロな雰囲気の中で、珈琲を堪能したい方には、ぜひおすすめしたいお店です。

うしろ
うしろ
珈琲歌劇では食べ物のメニューはケーキのみ。どこかで昼食を済ませた後に行くと、ちょうどいいかもしれません。

店舗情報

■店名:珈琲歌劇
■住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢12-17
■TEL:0267-42-7833
■定休日:無休
■営業時間:10:00~18:00、8月は10:00~19:00
■駐車場:なし(近隣に立体駐車場あり)
■支払い:現金のみ

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