■もつ煮の常識を覆すほど、柔らかくて美味しい一品に出会える。
■個人店ならではのローカルルールがいくつかあるので、行く前は要チェック。
『永井食堂』。群馬県民ならば、一度は聞いたことがある有名なもつ煮のお店です。その美味しさが評判を呼び、県外からのお客さんも沢山いらっしゃいます。日本テレビの「月曜から夜更かし」や「秘密のケンミンshow」などでも特集され、いまや行列必須の超人気店となりました。
しかし、そんな永井食堂には押さえておきたいローカルルールがいくつかあります。事前情報なしで行くと、面食らうことも多々あると思います。
そこで今回はローカルルールを紹介しつつ、永井食堂の魅力を語っていきたいと思います。
永井食堂とは?
群馬県渋川市の国道17号線沿いにあるもつ煮屋。国道17号線沿いという立地もあり、初めは長距離トラックのドライバーさんを中心に口コミが広がりました。
その後、平成25年に「秘密のケンミンshow」で特集されたことで爆発的にヒット。その後もテレビや雑誌で頻繁に取り上げられています。
永井食堂で使用するもつは国産の小腸のみ。冷凍のもつは一切使用していません。そんなこだわりのもつに、こんにゃくを加え、味噌ベースのスープでじっくり煮込んだら完成!柔らかくて、臭みが一切ないもつは、一度食べればやみつきになる味です。
アクセス
永井食堂は渋川から沼田に向かう、国道17号線沿いにあります。渋川から走っていると、左側に「永井食堂」とデカデカと記された建物が見えてくるので、付近までくればすぐにわかると思います。
駅からは距離があるので、車で行くことをお勧めします。
お店の様子
お店は何とも庶民的な造り。もし人気店と知らなければ、入るのに勇気がいりそうです。
今回は10時半には店に到着したので、まだ行列が出来る前でした。お昼時は延々と続く行列ができるので、早めに行くことをお勧めします。
席はカウンター席のみ。ゆっくり食べるというよりは、さっと食べて、さっと去るといった雰囲気です。
メニュー
■もつ煮定食(普通) 590円
■もつ煮定食(もつ大) 770円
■から揚げハンバーグ定食 680円
■目玉焼き定食 540円
■納豆定食 490円
■らーめん 320円 他
■目玉焼き 260円
■奴 120円
■納豆 80円
■おひたし 70円
メニューを見てお分かりだと思いますが、お財布にとても優しい価格設定です。安くて、早くて、旨い、サラリーマンの昼飯としては完璧です!
ここからは永井食堂ならではのローカルルールを紹介していきます。
ルール① 席に着いたら、即注文すべし
いつも行列ができるほどの人気店ですが、店内はかなりこじんまりしています。
カウンター席は20席ほど。席数が少ないからこそ、回転が命。あらかじめ注文を決め、席に着いたらすぐに注文しましょう。
まあ、遠路はるばる永井食堂にやってきた方なら、注文するものは1つでしょう。
ルール② おぼんは縦に置くべし
カウンター席はお隣さんと肩が触れ合うほどの距離感です。そのため、テーブルを広く使うためにも、おぼんは縦に置きましょう。
ちなみに僕は初めて来たとき、お盆を横にしたら、女将さんに怒られました。確かに周りの人への気遣いは大事ですよね。
ルール③ ご飯のサイズには要注意
ご飯のサイズは普通、大盛り、半ライス、レディースがあります。普通盛りは他のお店でいったら大盛りのボリューム感です。量を食べられる自信のない方は、半ライスがちょうどいいかもしれません。
(ちなみに先ほど載せた写真は半ライスです)
事前情報なしでうっかり大盛りを頼んだら大惨事です。大盛りは日本昔話に出てくるような山盛りサイズなので、覚悟してくださいね。
どうしても食べきらない場合は、お持ち帰り用にパック詰めしてもらえるので、女将さんに相談してみてください。
ルール④ 3人以上は席が離れることも覚悟
カウンターの空いた席から通されるので、複数人で行く場合は席が離れてしまう可能性があります。あらかじめ覚悟しておいた方が良さそうです。
食べ終わったら次の人にさっと席を譲り、外に出てからお仲間と合流するのがいいかもしれません。
ルール⑤ 支払いは現金のみ
クレジットカードや電子マネーが主流となるご時世ですが、残念ながら永井食堂では現金のみの支払いです。クレジットカード派の方はご注意ください。これは昔ながらの個人店あるあるですね。
以上5つが永井食堂で押さえておくべきポイントです。「なんで色々気を使わないといけないの?」と思う方もいるかもしれませんが、みんなが気持ちよく食事をするための心遣いと捉えていただければ、ご理解いただけるのではないでしょうか。
人気店のもつ煮、気になるお味は?
ローカルルールを押さえたところで、お目当てのもつ煮をいただきましょう!
永井食堂では料理の提供スピードも恐ろしく早いです。注文から15秒ほどで目の前に定食が現れました。いつ来てもこの手際の良さは感服です。
人気のもつ煮、さっそくいただきます!
もつ、めちゃくちゃ柔らかい!そして臭みは微塵も感じません。
実は僕はもつはあまり好きではなかったのですが、このお店のもつを食べてから価値観が変わりました。永井食堂で、僕はもつ煮の頂点に出会いました。
ちょっとピリ辛の味噌ベースのスープはご飯との相性抜群。食べ始めたら箸が止まりません。さらに、もつ煮をご飯にかけて食べると、もう気が狂いそうなほど美味しい!これは行列ができるのも頷けます。あっという間に完食してしまいました。
群馬に来たらぜひ立ち寄ってもらいたいお店
永井食堂は群馬に来たからには、ぜひ立ち寄ってもらいたいお店です。伊香保や沼田に観光に行く際は、ぜひプランに組み込んでみてください。
今回ご紹介した5つのローカルルールを押さえていれば、面食らうことなく、もつ煮が織りなす感動的な時間に出会えるはずです!健闘をお祈りしています!

店舗情報
■住所:群馬県渋川市上白井4477-1
■TEL:0279-53-2338
■定休日:日曜、祭日
■営業時間:9:00~18:00(平日)、9:00~15:00(土曜)
■駐車場:あり
■支払い:現金のみ
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