■中でもピートロは一番のおすすめ!脂が乗っているのにあっさりとした味わい。
■場所は354号線と伊勢崎本庄線の交差点のすぐそば。
嫌なことがあった日は肉を食べて忘れましょう!
連休明けの1週間をなんとか乗り切った金曜日。1日の仕事を終えて会社を出た瞬間、ピコンとLINEが届きました。送り主は妻から。
「今日は外でご飯食べない?」
給料日前の外食…。正直、あんまり気乗りはしない。
だけどこういう時の妻は一度言い出したら、意見が覆ることはない。ここは流れに身を任せることにした。
急いで家に帰ると、妻が不機嫌そうな顔でソファーに寝ころんでいた。
そして僕が部屋に入った途端、「聞いてよ~」と不機嫌の理由を話し始める。
どうやら会社で理不尽なことがあったらしい。それを忘れるためにも美味しいものを食べに行きたいとのこと。
まあ、そういうことなら仕方ない。
嫌なことがあった日は、美味しいものを食べて忘れるのが一番。
今日は妻のお気に入りの焼肉屋に行くことにしました。
到着したのは伊勢崎市にある「焼肉 雷(ライ)」。
場所は354号線と伊勢崎本庄線が交わる今井町北交差点のすぐそばにあります。
一般的な焼肉屋チェーンよりは若干お高めだけど、その分肉の質はなかなか良い。
1人2500円くらいで美味しい肉をお腹いっぱい食べられるため、我が家ではよく利用しています。
安さ重視の焼肉屋よりはワンランク上のお店
金曜日の夜ではありましたが、こんなご時世だからか、お客さんは僕たちだけでした。
コロナ騒動の前は、店内で待つのが当たり前なほど賑わっていたので、ここまでガランとした店内はちょっと不思議な感じ。
まあ、このご時世、焼肉屋とか鍋とかお好み焼きとか、みんなでひとつの食事を分け合うスタイルの飲食店はかなり厳しい状況に追い込まれているんだろうな…。
僕としては、コロナのせいで大好きな飲食店が閉店してしまうのは辛すぎる。
そうならないためにも、今日は微力ながら売上に貢献していきますね!
お店に入るとすぐに窓際のテーブル席に案内された僕たち。6人掛けのテーブルを2人で使わせてもらっているため、かなり広々としていました。
焼肉屋に入って、少しばかり表情が明るくなった妻。
そうそう、焼肉には人を笑顔にする力があるんですよ。
ちなみにメニューはこんな感じです。
↓肉のメニュー
↓サイドメニュー
カルビ950円、牛タン880円、らいロース950円、ハラミ1380円…。
牛角や朝鮮飯店といった安さ重視の焼肉チェーンよりは、ワンランク上の価格設定です。ちなみに一皿は2人前ほどの量。
今日ここに来た目的は妻のご機嫌を治すこと。
だから肉は妻の好きなものを選んでもらうことにしました。
妻が選んだのはカルビ、上タン、ピートロ、そして石焼ビビンバ。定番を攻めていきました。
そして注文から5分も経たずに、全ての肉が出揃いました。出てくるのが早いのはシンプルに有難い!
肉と一緒にタレ、レモン汁、コチュジャンも登場。場は整いました。
焼肉スタート!初めは上タン塩からいただきます
焼肉は味の薄いものから焼いていくのがセオリー。
まずは上タン塩からいただくことにします。
■上タン塩 880円
真新しい網に上タン塩を並べていきます。
一品目ということもあり、肉が焼かれる様子を2人でまじまじと見守っていきます。
肉が焼けるのを待つ時間って、心が躍りますよね!
ジュージュー、パチパチと焼ける音。食欲をかき立てる肉の香り。
もう、これ自体がエンターテインメントですよ!
上タン塩、両面をしっかり焼いていきます。
良い感じに焼けたら、網から引き上げて、レモン汁にダイブ!
レモン汁とたっぷり絡めたら、完成です。
焼きたての上タン塩、いただきます!
口に入れた瞬間、レモンの酸っぱさとタンの脂が絡み合って、全身に電撃が走りました。
なんということでしょう、噛めば噛むほど、肉の脂が溢れてくるではありませんか!もうずっと噛んでいたい気分です。
そういえば、肉を食べると脳内で「セロトニン」や「アナンダマイド」という、気持ちを明るくする神経伝達物質が放出されるようです。
まさに今、僕の脳内ではドバドバと神経伝達物質が放出されている真っ最中なんでしょうね。
ふと、妻の様子を伺っていると、それはもう蕩けるような満面の笑み。
さっきまでの不機嫌はどこに行ったと叫びたい気分です。
『肉は人の気持ちを明るくする力がある』
それは間違いないと強く感じました。
焼肉界の優等生!ピートロ
お次はピートロをいただきます。
個人的には、ここのピートロは世界一美味しいと思っています。
■ピートロ(塩) 500円
ピートロも両面をじっくり焼いていきます。
ピートロは焦げ目がつくまでしっかり焼いた方が、カリッとした食感になって美味しいんですよね!
焦らずじっくり焼いていきましょう。
両面がしっかり焼けたらいただきます。
見てください!この溢れ出した脂!最高に美味しそうです!
ピートロは甘じょっぱいタレでいただくか、あっさりとレモンでいただくか迷いどころ。
さっきの牛タン塩はレモンだったから、今度はタレでいってみましょうか。
ザクっとした、ピートロ独特の歯ごたえ。
しっかりと脂はのっているんだけど、不思議としつこさはない。
むしろあっさりとした味わいです。
肉の脂を持ち合わせていながら、あっさりとした印象も持ち合わせるピートロ。まさに焼肉界の優等生です。
美味しいの一言では、形容しがたい一品でした。
サイドメニューもピカイチ!熱々の石焼ビビンバ
ラストのカルビに行く前に、ビビンバがやってきました。
■石焼ビビンバ 850円
石窯の中でジュージューと焼ける音。もう堪らないですね!
玉子や野菜が全体へ行き渡るように、しっかり混ぜていきます。
よく混ぜたら、小皿に取り分けていただきましょう。
シャキシャキとしたもやしの食感とごま油の香り。安定の美味しさです!
そしてパリっと固くなったおこげも、いいアクセントに!
肉を食べると白米が欲しくなるのは自然の摂理。
それをビビンバに置き換えるなんて、なんとも贅沢ですね!
カルビの溢れんばかりの肉汁にノックアウト!
ラストはカルビです。
見てください!この霜降りっぷりを!
さっそく網に乗せていきます。
カルビはレアくらいがちょうどいいので、サッと焼いていきましょう。
カルビの脂が火の中にポタポタと落ちると、一気に燃え上がる。
丸焦げにならないように、慎重に焼いていきましょう。
火が通った絶妙なタイミングで網から引き上げます。
たっぷりタレにつけて、いただきましょう。
口に入れた瞬間、ジュワーと肉汁が一気にあふれ出しました。
噛めば噛むほど溢れる肉汁。それを甘みのあるタレが優しく包み込みます。
これぞ焼肉界の王様。美味しすぎて表情筋が緩みっぱなしです。
そしてこのカルビ、脂は多いんだけど自然と胃もたれはしない。上質な肉だからでしょうか。
年を取ると脂の多い肉は苦痛になってきますが、これならいくらでも入りそうな気がします。
肉自体もとても柔らかく、大大大満足でした!
結局、美味しいものを食べれば大抵の悩みは吹き飛ぶんですよね
焼肉、しっかり堪能しました。
数時間前は不機嫌だった妻も、今では上機嫌にニコニコしています。
行きの車では「もう会社辞めたい」と泣き言を言っていた妻ですが、帰りの車では「もう少し頑張ってみるよ」と言ってくれたので僕も一安心。
焼肉の力は偉大ですね。
人生、理不尽なことは腐るほどあります。
そういう場面に直面した時、自分の機嫌を治せる“何か”があることって結構重要だと思います。
その“何か”とは、美味しいものを食べること、ひたすら寝ること、好きなアニメを観ることなど、他人に迷惑をかけないことであれば何でもいいんです。
そういうストレスの捌け口を知っているか知らないかで、人の幸福度は変わってくるのかもしれませんね。
改めてストレスとの向き合い方を実感した出来事でした。

店舗情報
■住所:群馬県伊勢崎市中町764-1
■TEL:0270-23-8080
■定休日:木曜
■営業時間:11:30~14:00、18:00~22:30(LO 22:00)
■駐車場:あり(12台)、第二駐車場あり
■クレジットカード:可
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