群馬の魅力を再発見!美味しいものがギュッと詰まったおすすめスポット/道の駅 玉村宿

群馬の魅力を再発見!美味しいものがギュッと詰まったおすすめスポット/道の駅 玉村宿
■群馬の美味しいものがギュッと詰まったおすすめスポット。
■上州麦豚のチャーシューを使った『軍配山らーめん』は一度食べたらやみつきになる美味しさ。
■場所は高崎玉村インターを降りてすぐ。

遠くに行かなくても、旅行気分は味わえる!

待ちに待った、お盆休みが始まりましたね!…といっても、今年は“いつも通りの夏”とは言い難い状況。昨年まではお盆休みとなれば、旅行にいったり、帰省した友達と飲みに行ったりと、予定を沢山詰め込んで忙しく過ごしていましたが、今年はそうもいきません。

「今年は旅行に行けないね」と残念そうに話す妻。帰省をするかギリギリまで悩んでいた友人。そんな姿を目の当たりにすると、改めて“いつもの夏”とは違うことに気付かされる。自粛ムードが続くこのご時世、僕も群馬県内にとどまって、大人しく過ごすことを決めました。

…とはいえ、一日中家に籠りっぱなしというのも気が滅入ってしまう。近場でちょっとした旅行気分が味わえるところを脳内検索したところ、ヒットしたのが『道の駅 玉村宿』

〈道の駅 玉村宿とは?〉
高崎玉村インターをおりてすぐの場所にある道の駅。地元の野菜や肉を取り揃えた直売所や、上州麦豚を使ったグルメが楽しめるフードコートなど、群馬の美味しいものが一挙に集結した場所です。外にはポテトフライやスイーツなどを販売するケータリングカーも出店しており、高速道路のサービスエリアのような活気があります。

玉村宿に行くと、旅行に行った時のような浮足立った気分になる。遠くに行かずとも、旅行に行ったかのような非日常が味わえることから、密かなお気に入りスポットだったりします。

群馬のグルメを堪能できる道の駅

玉村宿の最大の魅力は、フードコートの料理が美味しいこと。サービスエリアとか道の駅の料理って、大量の料理を素早く提供することに重きを置いているから、正直味はあまり期待できなかったりする。だけど、玉村宿は予想を遥かに上回る美味しさなんです!

中でも上州麦豚のチャーシューを使った『軍配山らーめん』は絶品。初めて食べた時は、一口食べただけで電撃が走りました。その瞬間、僕は軍配山らーめんの虜になりました。今では、わざわざ軍配山らーめんを食べに玉村宿に行くこともあるほどです。ということで、今回も迷わず軍配山らーめんを注文します。

軍配山らーめんは3種類から選べます。
■魚介しょうゆスープの軍配山らーめん(定番)
■焦がしにんにく黒マー油の軍配山らーめん 黒(こってり)
■鶏ガラしょうゆの黄金軍配山らーめん(あっさり)

ちなみに軍配山らーめんの名前の由来は、玉村町にある軍配山古墳にちなんで付けられているようです。

※軍配山古墳とは?
竪穴式の円墳で4世紀に作られたと推定されています。
名前の由来は、本能寺の変後の1582年。織田家臣であった滝川一益と、勢力拡大を狙う北条氏がこの地で激突した際に、滝川一益がその古墳に登って軍配を振ったことから名付けられました。

軍配山らーめんはテレビでも紹介されていたようです。

タッチパネルで食券を購入してから席を探す。自粛モードのこのご時世だからか人はまばら。コロナ騒動の前に来た時は、席を探すのも一苦労でしたが、今回はすんなり見つけられました。ちなみに席はコロナ対策のため、1席ごとに仕切りがありました。

呼び出しの声に耳を傾けながら、出来上がるのを待っていると、5分も経たずに番号が呼ばれました。早い、さすが道の駅!スピーディーな対応です。僕はワクワクしながら、らーめんを迎えに行きました。

こってりの極み!黒マー油の軍配山らーめん

やってきました!軍配山らーめん。


■軍配山らーめん 黒 780円

受け取った瞬間からにんにくとゴマ油の香ばしい香りに包まれた。一目見ただけで、これは美味しいと確信できるビジュアルです。具材は上州麦豚チャーシュー、煮卵、もやし、玉ねぎ、長ネギ。なんとも食欲をそそります!

いざ、出陣!熱々のうちにいただきます。まずはスープを一口。

濃い!だけどそれが良い!どろっと濃いめのしょうゆベースのスープに、焦がしにんにくがブレンドされていて、一口食べただけで身体の奥底からパワーが漲ってくる。最強にこってりしたらーめんです。かなり好き嫌いが別れると思いますが、「らーめんはこってり系が好き!」という方には全力でおすすめします。

スープの味を堪能した後は、麺と一緒にいただきましょう。麺は群馬県産の小麦を使用しているようです。

やや太めな麺は、弾力があってもちもちとした食感。しっかりとお腹に溜まっていきます!スープとの相性も抜群。もう、箸が止まりません。

そしてお待ちかねの上州麦豚チャーシュー。どんぶりの中でドンと身構えて存在感がありますね。こちらもいただきましょう。

一口かぶりつくと、すぐに噛み切れる。柔らかくて、トロトロ!そして肉の甘みと旨味がジワーっと溢れてくる。これは本当に美味しいチャーシューだ…。

そして、ちょっと炙ってあるところもまた良い。炙り目が独特の香ばしさを醸し出していて、肉の味を数十倍引き立たせてくれる。

上州麦豚、偉大です。らーめんのトッピングであるということを忘れてしまうほど、肉を食べていることを実感できました。

軍配山らーめん、堪能しました。出来ることならスープもすべて飲み干してしまいたい。だけどそんなことをすれば、塩分過多になることは火を見るよりも明らか。名残惜しいけど、ここでお別れだ。お店にどんぶりを返して、フードコートを後にしました。

誘惑の多い直営所

お腹も心も満たされた後、足は自然と直売所に向かっていた。お店に入ってまず目についたのが、肉がずらりと並んだショーケース。

肉、肉、とにかく肉!スーパーの肉売り場も顔負けの品揃えです。もちろんすべて群馬県産。これほどまでに肉を押し出している道の駅はそうそうないでしょう。僕も気付いたら上州麦豚のバラ肉を手に取っていました。今晩の夕食ですかね。

肉を買ったら、今後は甘味が欲しいところ。あれこれ吟味していると「アイスシフォンケーキ」というワードが飛び込んできた。

凍らせてシャリシャリにしたシフォンケーキ。どんなものか気になります。今日のデザートはこれに決まり!

他にもパン、プリン、カレーなど魅力的な商品が次々と飛び込んでくる。この場所に長くいると、いくら散財してしまうか分からない…。豚バラとシフォンケーキを買ったらすぐに退散しましょう。

お会計を済ませた後、出口付近にある揚げ物屋に吸い込まれてしまった。

…これで最後と心に決めて、大葉とチキンのチーズ揚げを購入した。

群馬の魅力を再発見した夏休み

誘惑だらけの玉村宿から脱出すると、蒸し暑さが襲ってきた。…早く帰らないと、アイスシフォンケーキが溶けてしまう。早足で車に戻りました。

帰り道、運転をしながらしみじみ思う。いつもの夏だったら県外に行くことばかり考えて、群馬のことには目を向けていなかった。

だけど今年の夏はいつもの夏ではない。県外への外出は自粛せざる得ない状況になった今、改めて群馬に目を向けるようになりました。

そうすると、だんだん気付いてくる。あれ、群馬って結構いいところじゃん。今までは当たり前すぎて気付かなったことも、立ち止まって振り返ったことで、はっきりと見えてきました。

群馬には美味しいものが沢山ある。車を走らせれば、すぐそばに温泉もある。道が広いから、ドライブもしやすい。高いビルがほとんどないから、空がとてつもなく広い。改めて、群馬の魅力を再発見した1日でした。

みなさんも自分が住んでいる街に、今一度、目を向けてみてはいかがでしょうか?どこにも行けなかった夏休みではなく、地元の魅力を再発見した夏休み。そんな休暇が過ごせたら素敵ですね。

うしろ
うしろ
直営所には生鮮食品が多く販売しているので、食材が痛まないようにするためにも、先に食事を済ませてから立ち寄った方が良いです!

店舗情報

■施設名:道の駅 玉村宿
■住所:群馬県佐波郡玉村町大字上新田604-1
■TEL:0270-27-6688
■定休日:第3水曜、年末年始
■営業時間:9:30~19:00
■駐車場:あり(普通車165台、大型車22台)
■支払い:現金のみ

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